"羅入個展  越境の螺旋" 2018/10/19-31
"TSA現代美術トリエンナーレ2018上海" 2018/11/10–12/8
"True romance" 2013/3/8-4/3  LINK




【BIWAKOビエンナーレとは】

2001年、21世紀の幕開けとともに始まったBIWAKOビエンナーレ、初回は、大津市の湖岸に位置するびわ湖ホールとその周辺公園で開催しました。前例のなかった公共空間における作品展示やコンサートの開催は、その後の活動への突破口を開くこととなりました。2003年、2回目の開催準備より拠点を近江八幡に移し、以後、近江八幡市旧市街地の伝統的な建造物、江戸明治期より残る空き町家、元造り酒屋や元醤油蔵などを会場としてすでに8回開催しています。

上記のような建物は、地域固有の文化を特徴付けるものとして未来へと継承していくべき貴重な財産であると考えます。戦後、すでに多くの歴史的な建物を失ってしまった今、その保存と継承の方法をアートに見出そうとする試みがBIWAKOビエンナーレです。

そこには、 "日本人の持つ美意識の回復"という目的が、通底しています。

国際交流という観点でも、初回より海外作家を招き、地域の方々との交流を図ってきました。今やBIWAKOビエンナーレ自体が近江八幡の恒例行事となる中、参加アーティストやインターン生たちは、地元のお祭りの山車造りにも参加するなどますますその関係は深まっています。

今回の開催では、近江八幡に加え、国宝彦根城を抱く彦根の市街地も会場となります。

彦根会場では、彦根城の櫓や庭園、また市街地の昭和レトロな商店街、140年の歴史に去年幕を閉じたお風呂屋さんなど魅力あふれる会場での展示となります。この秋、約1か月半の間、繰り広げられる美の祭典が、皆さまの心に響き、作品とともに町の魅力も存分にお楽しみいただければと願っています。


【今回のテーマ】

今回のテーマは"森羅万象~COSMIC DANCE"。地球に存在するありとあらゆるものは、変化と生成の中にあり、なにひとつ、一瞬たりとも静止するということはありません。

すべての存在は、無論私たち人類自身も含め、宇宙の一員であり、ともにこの地球を舞台に踊るダンスの共演者なのです。

BIWAKOビエンナーレで作家たちが奏でる壮大なオペラが新型コロナウィルスで不安や恐怖にさいなまれた人々の心を癒し喜びに満ちた未来へと誘う礎のひとつになれば幸いです。



BIWAKOビエンナーレ2020 "森羅万象〜COSMIC DANCE"

会期 2020年10月10日(土)~11月23日(月)
‪時間 10:00~17:00、水曜日定休
会場 滋賀県近江八幡旧市街、彦根市

   ●展示会場へのアクセス
   https://energyfield.org/biwakobiennale/access/

共通チケット(近江八幡エリア・彦根エリア)
一般 3,500円(前売り3,200円)
学生 2,500円(前売り2,200円)
中学生以下・障がい者 無料

各エリアチケット (1エリア分)
一般 2,500円
学生 2,000円
中学生以下・障がい者 無料

   ●チケットのご案内
   https://energyfield.org/biwakobiennale/ticket/

主催 NPO法人エナジーフィールド



BIWAKOビエンナーレ オフィシャルサイト
https://energyfield.org/biwakobiennale/

BIWAKOビエンナーレ Facebook
https://www.facebook.com/biwakoBN/

BIWAKOビエンナーレ Twitter
https://twitter.com/biwako_biennale

石川雷太の頁
https://energyfield.org/biwakobiennale/artists/raita-ishikawa/


 

『BIWAKOビエンナーレ2020』Flyer

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今回の石川雷太 作品は
国宝・彦根城、天守閣隣 西の丸跡での
野外インスタレーションとなります。


 

 

前回の石川雷太 展示作品

写真:BIWAKOビエンナーレ2018
石川雷太『昭和・平成・パルチザン』(1998-2018)より
クリックで大きな画像になります



WEB版美術手帖に紹介された
「BIWAKOビエンナーレ2018」の
記事です。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/18603




 



石川 雷太 Raita Ishikawa

美術家。1965年、日本に生まれる。石川雷太は、多種多様な引用(=サンプリング)によって構成されるインスタレーションを得意とする。鉄板や鉄パイプ、大量のガラスの破片、骨、血液、肉、放射性鉱物、武器、TVニュースの画像、ノイズ音、さらには観客の手によって実際にボードや壁に書き込まれてゆく言葉や絵まで。これらの一見唐突な、しかしラディカルな組み合わせは、私たちの古い思考のブレイクスルーを促し、新しい世界に向けてのヴィジョンを開く装置でもある。ノイズ・パフォーマンス・ユニット"Erehwon"の活動でも知られる。



Erehwon

美術家、石川雷太が主宰するノイズ・パフォーマンス・ユニット。昼間光城(メタルパーカッション、エレクトロニクス担当)とともに1997年より活動。鉄板や工業用スプリングなどの金属廃材の打撃音・摩擦音のライブ・ミックスによる演奏を行う。インダストリアル・エイジの「光」と「影」が映し込まれたそのサウンドは、現代に生きる我々にとって最もリアルで最も基礎的な、潜在的なBGMだといえる。物質主義や自然主義の立場から独自の哲学を表現する。



石川雷太 / Erehwonによるライブ・パフォーマンス
2006年「Wetween ECO & EGO」Kawaguchi Art Factory(川口)、2012年 「METALJUNCTION」桜台POOL(東京)



2011年「ノイズ・テロル・サブリミナル」パラボリカ・ビス(東京)



026-METAL / 丹野賢一+石川雷太



丹野賢一(ダンサー)と石川雷太(美術家)のコラボレーション。舞台美術設計を石川雷太が担当。400枚の鉄板と鉄パイプによるインスタレーション。鉄板にはコンタクトマイクが取り付けられ、サウンドマシンとしても機能する。

2004年「丹野賢一+石川雷太/026-METAL」栗東芸術文化会館さきら(滋賀)





舞台装置、全景



026-METAL 資料展示




AUTOBAHN



〈鉄〉と〈電波〉と〈光〉と〈放射線〉を用いたこのインスタレーション。『AUTOBAHN』は、〈力〉と〈スピード〉を求める人間の欲望のメタファーである。

2011年「会津・漆の芸術祭~東北へのエール~」福島博物館、大和川酒造、他(喜多方、福島)
2011年「ノイズ・テロル・サブリミナル」パラボリカ・ビス(東京)
2010年「WAVE OBSESSION」Gallery TURNAROUND(仙台)
2006年「Wetween ECO & EGO」Kawaguchi Art Factory(川口)






Flashpoints◇世界紛争Tシャツプロジェクト



http://erehwon.jpn.org/flashpoints/

"Flashpoint"とは、英字メディアで紛争やテロを伝える見出し語です。

ある地域で着れば現実に殺されるかもしれない危険な記号をちりばめた〈着ることのできないTシャツ〉100枚によるインスタレーション。この作品は、20世紀以降、世界で実際に起きた紛争やテロを題材としています。チベット動乱、天安門、チェチェン、インティファーダ、水晶の夜、地下鉄サリン、ブランチ・ダビディアン、浅間山荘事件、東ティモール、自由アチェ運動、キプロス紛争、IRA、RAF、ETA、クルド人弾圧、ブラックパンサー、ラビン首相暗殺。言葉やイデオロギー、偏狭な「神」が如何に人々を殺し続けてきたか。

しかし、これらの記号は、日本のような高度消費社会では単なる商品、消費材として流通します。意味の漂白された記号。単なるスペクタクルとしての「死」。私達は「無自覚なまま〈他者〉を〈殺す〉ことができる〈高度資本主義〉の原理」の中に生きています。この作品は、そうした現実を描いたリアリズム作品です。すべての人々が〈未来〉に対して自覚的であるために。

2002 「Flashpoints◇世界紛争Tシャツプロジェクト」カノーヴァン(名古屋)
2003 「Flashpoints◇世界紛争Tシャツプロジェクト」現代ハイツ/GHギャラリー(東京)
2004 「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」森美術館(東京)
2004 「フュージョン:日本の建築とデザイン」イスラエル美術館(イスラエル・エルサレム)
2005 「B.B.S.」多摩美術大学(東京)
2010 「表現される現在2010:ゼロイスト宣言」仙台メディアテーク(仙台)
2011 「ノイズ・テロル・サブリミナル」パラボリカ・ビス(東京)



"Flashpoints" Post card



GEWALT



2002年「GEWALT」時限美術計画/T.L.A.P.(東京)
2011年「ノイズ・テロル・サブリミナル」パラボリカ・ビス(東京)



GEWALT 2004





2004年「府中ビエンナーレ −来るべき世界に」府中市美術館(東京)



Fragment Project



赤板(赤い黒板)の上に、観客が自由に書き込むことで完成される掲示板型インスタレーション作品。断片の集積の中に世界が見える。

1997 「ドキュメント376」野外美術展(桐生)
1997 「Fragment Project」無限芸術研究所・上智大学教室(東京)
2004 「Between ECO & EGO」KAWAGUCHI ART FACTORY(川口)
2004 「府中ビエンナーレ −来るべき世界に」府中市美術館(東京)
2005 「B.B.S.」多摩美術大学(東京)
2009 「国際野外の表現展2009比企」東京電機大学鳩山キャンパス





True romance



最も好意的な誤解が「ロマンス」の本質であるとするなら、私たち人間の自然への憧憬はまさに「ロマンス」である。作品『True Romance』の言葉は、自然との同一化の不可能性によって傷ついた私たちの血の言葉だ。
緑の風景が透けて見えるガラスは見えない壁のシンボルであり、工事用鉄パイプは、バベルの塔のごとく自然に近づこうとする私たち人間の、実体化した営みの痕跡だ。私たちにとって「自然」とは「外部」とは何だろうか?

1996年「ドキュメント376」野外美術展(桐生)
1997年「ディスコミュニケーション」駒場芸術研究所・東京大学駒場寮(東京)
2008年「国際野外の表現展2008比企」東京電機大学鳩山キャンパス
2010年「THE LIBRARY ASHIKAGA」足利市立美術館






[個 展]
1995 内的制度と暴力 VOL.1/ギャラリィK(東京)
1995 内的制度と暴力 VOL.2/NGギャラリー(東京)
1996 内的制度と暴力 VOL.3/ギャラリィK(東京)
1997 内的制度と暴力 VOL.4 -Denial/否認-/ギャラリィK(東京)
1997 ディスコミュニケーション/駒場芸術研究所・東京大学駒場寮(東京)
1997 Fragment Project/無限芸術研究所・上智大学教室(東京)
1998 内的制度と暴力 VOL.5 DEADLY IDEOLOGY/ギャラリィK(東京)
2000 BLOOM / BLOOD/川口現代美術館スタジオ(埼玉・川口市)
2000 ROOM 1、ROOM 2/300日画廊(東京)       
2000 <ことばの領分>アクション・ダイレクト2/ギャラリーART SPACE(東京)
2000 セゾンアートプログラム<アートイング東京2000:16×16>/ギャラリー青山(東京)
2002/7 GEWALT"ゲバルト"/時限美術計画T.L.A.P.(東京)
2002/9〜10 Flashpoints◇世界紛争Tシャツプロジェクト/カノーヴァン(名古屋)
2003/1〜2 Flashpoints◇世界紛争Tシャツプロジェクト/GHギャラリー(東京)
2005 「B.B.S.」多摩美術大学、東京
2006 「B.B.S./[守られたフィールド]と[解放されたフィールド]」アウトラウンジ(東京)
2000 「WAVE OBSESION」 Gallery TURNAROUND(仙台)
2011 「ノイズ・テロル・サブリミナル」 paraborica bis(東京)
2011 「見えない線 崔誠圭×石川雷太展」KAWAGUCHI ART(川口)
2011 「原発シュールレアリズム」Gallery TURNAROUND(仙台)
2012 「遊撃~平成パルチザン」Gallery TURNAROUND(仙台)
2013 「True romance」Gallery at the HYATT(大阪)

[グループ展]
1989 TSA卒業制作展/かねこ・あーとG1(東京)
1996 谷中332/台東区谷中の取り壊し前のアパート(東京)
1996 ドキュメント376-環-/桐生市(群馬)
1997 crosstalk/SPACE EDGE(東京)
1997 ドキュメント376-日本-/桐生市(群馬)
1997 MMAC FESTIVAL IN TOKYO '97/スペース21(東京)
1997 Meltdown of Control VOL.3/赤坂国際フォーラム(東京)
1998 MMAC トポロジカルな皮膜/CASA(東京)
1998 X commnication/川崎市溝の口のアパート西谷寮(神奈川・川崎)
1998 ドキュメント376-偏在-/桐生市(群馬)
2000 IN THE HYPOCENTER 美術の爆心地へ/300日画廊、高桑ビル屋上(東京)
2000 言葉/言場/言派 展/ギャラリー手(東京)
2002/3 気体分子芸術シリーズ- 眞島竜男/石川雷太展/東京画廊(東京)
2002/6 栞 しおり bookmark展/藍画廊(東京)
2004 「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」森美術館(東京)
2004 「Between ECO & EGO」KAWAGUCHI ART FACTORY(埼玉県川口市)
2004 「フュージョン:日本の建築とデザイン」イスラエル美術館(イスラエル・エルサレム)
2006 「Between ECO & EGO 2006」KAWAGUCHI ART FACTORY(川口)
2006~2007「表現される現在」exhibit Live&Moris gallery(東京)
2008~2010「国際野外の表現展2008比企」東京電機大学鳩山キャンパス
2008 「ART SALAD韓国巡回展」KWANHOON gallery(ソウル)
2010 「表現される現在2010:ゼロイスト宣言」仙台メディアテーク(仙台)
2011〜2012 「表現される現在2010:ゼロイスト宣言」ギャラリィK
2011 「アトミックサイト」現代美術製作所(東京)
2011 「ゼロ ベクレル プロジェクト」 Gallery TURNAROUND(仙台)
2012 「2012・仙台アンデパンダン展」Gallery ECHIGO(仙台)

[その他の活動](Erehwon、舞台などから、主なもの)
1997〜1998 Erehwon「crosstalk」SPACE EDGE(東京)
1998〜2004 Erehwon「PERSPECTIVE EMOTION/透視的情動」法政大学学生会館ホール(東京)
2001〜2002 Erehwon「Lethe.Voice Festival」実験音楽の国際フェス参加、artport20号倉庫(名古屋)
2003 Erehwon「Blank Map - パフォーマンス・アートをトレースする」(東京)
2003 Erehwon「A/J(オーストリア/ジャパン)プロジェクト」に参加(ウィーン、ブダペスト)
2003 「丹野賢一/002-BARB」(舞台美術を担当)西荻窪WENSスタジオ(東京)
2004 「丹野賢一+石川雷太 026-METAL」栗東芸術文化会館さきら(滋賀)

2004 「Erehwon+丹野賢一/027-ERAME」府中市美術館(東京)
2005 Erehwon「B.B.S./ Blameless Battle System」 (演出、サウンド、インスタレーション)多摩美術大学・メディアホール(東京)
2006 Erehwon 「小鳥の血」薔薇絵ソロダンス公演のサウンドを担当(西麻布麻布DIE PRATZE・東京)
2006 Erehwon 「マ・グ・サ・レ」小林嵯峨、宮下省死、成瀬信彦、舞踏公演の音楽を担当(シアターバビロ
2007 正朔+石川雷太/Erehwon 「白州アートキャンプ」に出演(山梨県白州)
2007 石川雷太/Erehwon 「.efiLevole 2008 Spring & Summer Collection - Rain」の会場用サウンドを制作(CALM & PUNK GALLERY・東京)
2007 薔薇絵+宮西計三+石川雷太/Erehwon  粉川哲夫ゼミ「身体表現ワークショップ」出演(東京経済大学・東京)
2008 小林嵯峨+Erehwon「Three Dance Maestros from Japan 」舞台音楽を担当(バリ島、ジョグジャカルタ)
2009 密教系サイケデリック・ノイズ・ユニットを結成。(石川がサウンドを担当していた劇団グロテスコ△セフェラーを母体に活動を開始、以後月一回程度の瞑想ライブを行う)
2010 小林嵯峨+Erehwon「池田龍雄展」レセプションにて公演、岡本太郎美術館(東京)
2012 ゼロ次元+Erehwon、仙台・卸町 演劇工房10-BOX

[他、ノイズ・ユニット[Erehwon]として単独ライブ多数]




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