事件名
食料暴動

国 名

北朝鮮
年月日 1995年10月
詳 細

北朝鮮による恐怖政治の実例である。現在北朝鮮の食料事情は劣悪であり、体制維持と国際世論の批判をかわすために、内状を知るものの国外脱出を思いとどまらせるために力で押さえつけているというのが現実のようである。平等と民主主義を徹底したものが共産主義であるといわれてきたが、あまりにも皮肉な結果である。


1995年10月、新義州で食料間ブローカー、収穫米の搬出拒否者、南朝鮮への脱出を試みようとした者ら300人以上が公開銃殺された。そして、11月、食糧の闇取り引きを禁止する布告が出された。
(浦野起央編著『20世紀世界紛争事典』三省堂(2000年)より抜粋)